横浜の野球場といえば、横浜スタジアム。1978年にできた、歴史あるスタジアムです。
横浜スタジアムは、プロ野球だけでなく、さまざまなイベントが行われたり、球場周辺を散策したりもできる、魅力あふれたスポットです。今回は、横浜スタジアムの四季折々の楽しみ方をたっぷりご紹介します。
横浜DeNAベイスターズの本拠地で、プロ野球を観戦しよう
横浜スタジアムは、JR根岸線、横浜市営地下鉄関内駅、JR根岸線石川町駅、みなとみらい線日本大通り駅からすべて徒歩5分以内で行ける、アクセスしやすいスタジアムです。
横浜DeNAベイスターズの本拠地であり、春から秋にかけてはプロ野球観戦を楽しめます。近年はスタジアムの改築が行われたり、試合中の演出やグルメにも力を入れるようになったりして、観戦の楽しみがどんどん増えているんです。
どの席からも試合観戦がしやすい!
横浜スタジアムは「すり鉢型」といわれる形状をしており、前後の席の高さがかなり違うため、どの席からも試合が見やすいことが特徴です。
さらに、2020年には「ウイング席」という新しい座席が設けられました。上の写真を見ると、内野席と外野席の中間あたりに、左右にそれぞれ飛び出している座席があります。翼のように見えるので「ウイング席」と呼ばれているようです。
このウイング席は、高い位置からグラウンドを見下ろすように観戦するので、全体が見やすいことが特徴。さらには、横浜市内の眺望も楽しめるというおまけ付きです。ただ、高所恐怖症の人は少し怖く感じるかもしれませんのでご注意を!
球場グルメも大充実
さまざまなグルメや、球団オリジナル醸造ビールなどが味わえるのも、横浜スタジアムの特徴です。
オリジナルホットドッグ「BAYSTARS DOG」や、若手選手の寮でいつも食べられているという「青星寮カレー」などベイスターズならではのグルメから、横浜を代表する「崎陽軒」のシウマイまで、目移りしてしまうほどの充実ぶりです。
また、各選手プロデュースのグルメもたくさんあるので、お目当ての選手がいる人はお見逃しなく! さらに、球団オリジナル醸造ビールもあるんです。「ベイスターズ・エール」と「ベイスターズ・ラガー」の2種類が場内で味わえます。
ベイスターズ・エールは、爽やかなホップの香りに、柑橘系の香りでフルーティーさを活かした味わい。そして、ベイスターズ・ラガーは、すっきりとした苦みに、上品なフローラル系のポップアロマと優しい麦の香りが心地よいという特徴があります。
横浜スタジアムへ行くときには、ぜひお腹を空かせて、ここでしか味わえない球場グルメを堪能してみてくださいね。
試合中のイベントや演出も
横浜DeNAベイスターズの公式試合の日には、イニングの間にたくさんのイベントや演出が行われます。選手からサインボールなどのプレゼントがあったり、音楽に合わせて応援やダンスをしたりするほか、観客参加型のイベントも。
ベイスターズが勝った日には、試合後に花火と光の演出が行われます。みんなでベイスターズを応援して、勝利の花火を楽しみたいですね。
場外でも楽しめる横浜スタジアム
ベイスターズの試合日には、球場外で公式マスコットやオフィシャルパフォーマンスチームによるステージイベントが行われます。野球観戦をするときには、少し早めに横浜スタジアムに行って、こうしたイベントを見てから球場内に入るのもいいですね。
野球観戦ができるビアガーデン
そして、今年の夏はスタジアム場外でビアガーデンが行われます!
3年ぶりの開催となる2023年は、7月29日(金)〜9月1日(木)がその期間です。
この「ハマスタBAYビアガーデン」では、球団オリジナル醸造ビールが味わえることはもちろん、横浜DeNAベイスターズの試合中継を入場無料で観戦できるんです。夏の夜風に吹かれながら、ビールと野球を楽しんでみてはいかがでしょうか。
季節ごとの自然に触れられる
横浜スタジアムは、横浜公園という公園内にあるスタジアムです。スタジアム周辺では花々が咲きほこり、都会にありながら自然の景色も堪能できます。
横浜公園では、春には約14万球ものチューリップが咲き、秋になれば隣接する「彼我(ひが)公園」で紅葉が見られます。スポーツやコンサートなどのイベントのみならず、自然鑑賞をしてゆっくりとした時間を過ごすこともできるんです。
冬のイルミネーションイベント「BALLPARK FANTASIA」
野球がオフシーズンに入る真冬の時期には、イルミネーションイベントが行われます。この「BALLPARK FANTASIA supported by Billboard Live YOKOHAMA」は、横浜DeNAベイスターズのオーナー企業である株式会社ディー・エヌ・エーが主催し、2020年から毎年12月に行われているものです。
イベント期間中は、横浜スタジアムや横浜公園のみならず、日本大通りもライトアップされ、エリア一帯が幻想的な世界に包まれます。
メイン会場となる横浜スタジアムでは、昼も夜も、光と音楽のエンターテイメントが繰り広げられます。その中には、観客がグラウンド内に入って行われるイベントも。プロ野球が行われるグラウンドに直接入れるのは、このイベントならではの貴重なチャンスです!
2023年の開催は未定ですが、ぜひ公式ホームページやSNSをチェックしてみてください。
野球だけでなく、グルメやイベント、自然などたくさんの楽しみ方ができる横浜スタジアム。四季折々でいくつもの体験ができる、魅力あふれるスポットです。ぜひ何度も足を運んでみてくださいね。
【スポット情報】
横浜スタジアム
住所: 神奈川県横浜市中区横浜公園
電話: 050-5530-5335
(横浜スタジアムテレフォンサービス=試合経過・結果等案内)
URL: https://www.yokohama-stadium.co.jp/
ライター名 御代 貴子
プロフィール 横浜に何かと縁があるフリーライター。幼少期の夏休みは横浜の親戚の家で過ごし、大学生活も横浜で送る。現在も神奈川県在住。東北の港町で育ったせいか、海辺の街並みが好き。趣味は飲酒しながらの料理。