横浜市内を移動するとなると電車やバスを使うことが多いと思いますが、景色を楽しみながら移動できる乗り物もあります。
休日など時間に余裕があるときは、移動そのものを楽しく過ごしてみませんか? 今回は、横浜観光におすすめの乗り物とツアーをご紹介します。都会の港町・横浜ならではのクルーズ船や水上バスも必見です!
マリーンルージュ
横浜の海で特別なひとときを過ごすなら、マリーンルージュがおすすめ。サザンオールスターズの曲『LOVE AFFAIR~秘密のデート』の歌詞に登場することで有名になったクルーズ船です。
横浜赤レンガ倉庫のピア赤レンガのりばから出発し、横浜港をぐるりと一周するマリーンルージュでは、時間帯によって船内でランチ(90分)やアフタヌーンティー(60分)、ディナー(120分)が楽しめます。
ランチやディナーはフレンチのコースとなっていて、季節ごとにメニューが変わります。
夕暮れ時の変わりゆく景色を見ながら、少し早めのディナーを味わうなら、17:00乗船のトワイライトクルーズ(90分)もおすすめ。大切な人と、横浜の景色を堪能できます。
マリーンルージュを食事付きで利用する際は、事前予約が必要です。詳しくは、横浜クルージングの公式ホームページをご覧ください。
また、クルーズチケットもあるので、家族や友達へプレゼントすることもできます。大切な人に、特別な時間を過ごしてもらえます。
【スポット情報】マリーンルージュ
- 乗り場:
ピア赤レンガ(横浜市中区新港1-1-1赤レンガ倉庫1号館海側) - 電話:050-1790-7606
- 料金:
ランチクルーズ 7,400円(平日)〜、7,900円(土日祝)〜
ディナークルーズ 10,700円(平日)〜、11,200円(土日祝)〜 など
SEA BASS(シーバス)
横浜駅からみなとみらいまで移動するときは、電車を使う人が多いと思いますが、シーバス(水上バス)に乗るのもおすすめです。
シーバスは、横浜駅東口、ハンマーヘッド、ピア赤レンガの3つの乗り場があり、横浜の海の風景を眺めながらミニクルーズができる乗り物です。
平日、土日ともに1時間に2〜3本運行していて、500〜1,000円で気軽に乗れるのも嬉しいポイント。
金曜、土曜、日曜の夜には、ガイド付きのエンターテインメントクルーズも行われています。
ガイド付きクルーズの航路は2パターン。みなとみらいのロマンチックな夜景を巡る「イルミネーションクルーズ」(60分)と、川崎方面の工場地帯まで行く「川崎・超 工場夜景クルーズ」(90分)です。
海から眺める夜景は、地上とはまた違うもの。シーバスで、いつもと違う体験をしてみてはいかがでしょうか。
【スポット情報】SEA BASS(シーバス)
- 乗り場:
横浜駅東口(横浜市神奈川区金港町1-10 横浜ベイクォーター2F)
ハンマーヘッド(横浜市中区新港2−14−1 新港ふ頭客船ターミナル)
ピア赤レンガ(横浜市中区新港1-1-1 赤レンガ倉庫1号館海側) - 電話:
045-453-7047(横浜駅東口)
045-307-4815(ハンマーヘッド)
090-8740-1170(ピア赤レンガ) - 料金:500〜1,000円(乗り場、降り場によって異なる)
スカイダック横浜
横浜の海を楽しめる乗り物は、まだあります。写真を見ると、バスが海を浮かんでいる驚きの光景が……。次にご紹介するスカイダック横浜は、なんと「水陸両用バス」なんです。
スカイダック横浜は、みなとみらいの日本丸メモリアルパーク前から出発し、日本大通り駅付近やみなとみらいの景色をバスに乗って楽しんだ後、そのまま海へ入ります!
そして、海から見えるみなとみらいの風景を満喫して、コース終了です。
バスが海にスプラッシュする瞬間は、まさに非日常。普段、みなとみらいによく訪れる人でも、この経験はしたことがないのではないでしょうか。
スカイダック横浜のツアーは、日中の「みなとハイカラコース」と、夕暮れ〜夜に巡る「トワイライトコース」の2種類があり、少しだけコースが異なります。昼と夜で違った横浜の風景が楽しめます。
約50〜60分で陸と海の両方を移動できてしまう、特別な体験ができるツアーです。
【スポット情報】スカイダック横浜
- 乗り場:
日本丸メモリアルパーク スカイダック横浜チケットカウンター前
(横浜市西区みなとみらい2-1-1) - 電話:03-3215-0008(スカイバス東京)
- 料金:大人(中学生以上)3,600円、子供(4歳以上)1,800円
YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ エア キャビン)
2021年に開業し、今ではみなとみらいのシンボル的存在になっているのが、桜木町駅と横浜ワールドポーターズ前をつなぐロープウェイである、YOKOHAMA AIR CABINです。
みなとみらいの街並みを、高所から一望しながら移動することができます。横浜ランドマークタワーも高所から風景を楽しめますが、移動しながら眺められるのはYOKOHAMA AIR CABINならでは!
また、夜のYOKOHAMA AIR CABINはライトアップされ、昼とはまた違う表情が見られます。キャビンや駅の照明は、照明デザイナーの石井幹子さんがプロデュース。石井さんは、横浜ベイブリッジのライトアップも担当された、横浜の夜景をつくってきた方です。
1つのキャビンには8人まで乗れるので、家族や友達と大勢で行っても一緒に楽しめます。
桜木町駅から歩くと少し距離を感じる横浜ワールドポーターズまでの道のりも、YOKOHAMA AIR CABINならスムーズに移動できて、しかも風景の楽しみがプラスされます。
【スポット情報】YOKOHAMA AIR CABIN
- 乗り場:
桜木町駅(横浜市中区桜木町1-200)
運河パーク駅(横浜市中区新港1-2-1) - 電話:045-319-4931
- 料金:
片道券 大人(中学生以上)1,000円、子供(3歳以上)500円
往復券 大人(中学生以上)1,800円、子供(3歳以上)900円
横浜ビアバイク
ビールを飲みながら6人でペダルを漕いで移動するという、一風変わった体験ができるのが横浜ビアバイクです。
横浜を代表するブルワリーである横浜ビールが運営しているもので、「ビアバイク」というオランダ発祥の移動式ビアカウンターに乗ることができます。
横浜ビアバイクのツアーは、みなとみらいの街をペダルを漕いでビールを飲みながら移動し、2〜3件のブルワリーを見学するという、ビール好きにはたまらない内容です。
訪れるブルワリーは、主催者である横浜ビールのブルワリーと、横浜ハンマーヘッドにある「Number Nine Brewery」の2か所。さらに「ビール工房Spica」も加えた3か所を巡るコースもあります。
ブルワリーで造られたフレッシュなビールを飲める、ビールを味わい尽くすツアーです。
電車やバスで移動することが多い横浜駅エリアやみなとみらいエリアも、今回ご紹介した乗り物で移動してみると、非日常の体験ができます。普段とはちょっと違った体験をしたい時に、ぜひ利用してみてください。
【スポット情報】横浜ビアバイク
- 乗り場:
QUAYS pacific grill(横浜市中区新港2-14-1 横浜ハンマーヘッド1F・2F)
驛の食卓(横浜市中区住吉町6-68-1 横浜関内地所ビル1F・2F)
※ルートによって異なる - 電話:電話対応はしておりません
- 料金: いずれのツアーも6,000円
ライター名 御代 貴子
プロフィール 横浜に何かと縁があるフリーライター。幼少期の夏休みは横浜の親戚の家で過ごし、大学生活も横浜で送る。現在も神奈川県在住。東北の港町で育ったせいか、海辺の街並みが好き。趣味は飲酒しながらの料理。