横浜には3つも動物園がある! それぞれの見どころをご紹介

(出典:よこはま動物園ズーラシア公式ホームページ)

さまざまな観光スポットがある横浜。中でも、動物園は3つもあることをご存知ですか?

どの動物園にもかわいらしい動物たちがたくさんいて、大人も子どもも楽しい時間を過ごせて、心癒されること間違いなしです。今回は、横浜市内にある3つの動物園の特徴と魅力をご紹介します。

よこはま動物園ズーラシア:国内最大級の動物園

(出典:よこはま動物園ズーラシア公式ホームページ)

「生命の共生・自然との調和」をメインテーマとする、よこはま動物園ズーラシア。1999(平成11)年にオープンし、国内最大級を誇る、横浜の代表的な動物園です。

世界中の野生動物がいることが特徴で、「アジアの熱帯林」「亜寒帯の森」「オセアニアの草原」など、世界の気候帯・地域別にゾーニングされていて、世界旅行をしているような気分が味わえます。

絶滅寸前の希少種の野生復帰や、そのための研究にも取り組んでいて、人間が野生動物と共存する大切さを理解してほしいと考えているそうです。

園内は広大ですが、園内バス(大人(中学生以上)200円、小学生100円、小学生未満は無料)があるほか、車椅子(無料)やベビーカー(600円)も利用できるので、家族みんなで訪れても安心して楽しめそうです。

よこはま動物園ズーラシアへは、相鉄線鶴ヶ峰駅もしくは三ツ境駅、JR横浜線・横浜市営地下鉄中山駅から、いずれもバスで15分ほどで行くことができます。園内をたっぷり楽しめる休日に、ぜひ出かけてみてくださいね。

【スポット情報】
よこはま動物園ズーラシア
住所: 横浜市旭区上白根町1175-1
電話: 045-959-1000
入場料: 一般800円、高校生300円、小中学生200円、小学生未満無料 ※毎週土曜日は、小中高校生無料
開園時間: 9:30~16:30(入園は16:00まで)
定休日: 毎週火曜日(祝日にあたる場合は翌日)、12月29日~1月1日、臨時閉園日

野毛山動物園:入場料無料! 何度でも気軽に行けるスポット

横浜市民に長く親しまれているのが、野毛山動物園です。その歴史は長く、1951(昭和26)年、動物園と遊園地を兼ね備えた「野毛山遊園地」ができたことに始まります。

「誰もが気軽に訪れ、楽しめる動物園」であることを大切にしているため、入園料は無料となっています。休日に多くの人でにぎわうだけでなく、平日も、保育園児や幼稚園生の散歩や、学校帰りの子供たちが訪れるそうです。

敷地面積3.3ヘクタールの園内では、約100種以上1,000点以上の多彩な動物たちを見ることができます。モルモットやハツカネズミなどの小動物とふれあえる「なかよし広場」もあり、園内の人気スポットになっています。

野毛山動物園は、JR京浜東北線・横浜市営地下鉄桜木町駅から徒歩15分、あるいは京浜急行線日ノ出町駅から徒歩10分の場所にあります。気軽に、ぜひ何度も訪れてみてください。

【スポット情報】
野毛山動物園
住所: 横浜市西区老松町63-10
電話: 045-231-1307
入場料: 無料
開園時間: 9:30~16:30(入園は16:00まで)
定休日: 毎週月曜日(祝日にあたる場合は翌日)、12月29日~1月1日、臨時閉園日
※5、10月は無休

金沢動物園:金沢自然公園の中にあり、丸1日楽しめる

(出典:金沢動物園公式ホームページ)

金沢区にある金沢動物園では、世界の希少草食動物を中心に、多くの動物たちが飼育されています。生息地別に「アメリカ区」「ユーラシア区」「オセアニア区」「アフリカ区」の4大陸に分けて展示されており、世界のどの地域にどんな動物が生息しているのかを知ることができるようになっています。

中でも、「オセアニア区」にいるオオカンガルーは間近で見ることができるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。ここでしか味わえない、貴重な体験です。

(出典:金沢動物園公式ホームページ)

また、動物にふれあえる「ほのぼの広場」では、開園日の平日にある「ヤギさんにおやつをあげよう」の時間に、ヤギにおやつをあげることができます。

金沢動物園は金沢自然公園の中にあるため、動物園で楽しんだ後、家族や友達と「バーベキュー広場」でバーベキューをすることもできるんです。バーベキューテーブルの予約は、金沢自然公園のホームページより、1か月前から受け付けています。1テーブル(定員8名)あたりの料金は、平日2,300円、土日祝日2,800円です。金沢自然公園で、1日たっぷり楽しむ過ごし方もいいですね。

金沢動物園へは、京浜急行金沢文庫駅からバスで10分で行くことができます。

【スポット情報】
金沢動物園
住所: 横浜市金沢区釜利谷東5-15-1
電話: 045-783-9100
入場料: 一般500円、高校生300円、小中学生200円、小学生未満無料 ※毎週土曜日は、小中高校生無料
開園時間: 9:30~16:30(入園は16:00まで)
定休日: 毎週月曜日(祝日にあたる場合は翌日)、12月29日~1月1日、臨時閉園日
※5、10月は無休

横浜の3動物園の取り組み

今回ご紹介した、よこはま動物園ズーラシア、野毛山動物園、金沢動物園はいずれも、横浜市が運営する動物園です。

この3動物園では、多くの人々に野生動物を観察してもらったり、生息環境を調査研究して市民に共有したりしながら、未来の世代に豊かな地球環境を残すための活動をしています。

また、個人として動物園を応援することもできます。「アニマルペアレント」制度では、1口5,000円の支援金を募っており、動物のエサ代や遊具、展示品の改善に役立てられます。支援をした方への特典として、動物園への招待券や、アニマルペアレントニュースレター(動物の近況報告)の送付などがあります。

「横浜市動物園友の会」は、動物園を応援する会員制度で、家族会員(年5,000円)と、一般会員(大人3,000円、中学生以下1,500円)があります。会員になると、年12回の無料入園ができるほか、機関紙「Zooよこはま」も送付されます。

横浜の3つの動物園はいずれも、動物や自然をたっぷり楽しめる、魅力あふれるスポットです。動物好きな人はもちろん、しばらく動物園には行っていないという人も、ぜひ久しぶりに遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

  ライター名  御代 貴子
プロフィール 横浜に何かと縁があるフリーライター。幼少期の夏休みは横浜の親戚の家で過ごし、大学生活も横浜で送る。現在も神奈川県在住。東北の港町で育ったせいか、海辺の街並みが好き。趣味は飲酒しながらの料理。