もうすぐ2月14日、バレンタインデーがありますね。
男性へのプレゼントに迷われている方、いらっしゃいませんか。
女性目線だと男性向けの商品って難しいんですよね。
商品のヒストリー、機能性、デザインなど、こだわりを持っている方も多いですしね。
お手入れが大変だと困るけど、長く愛着を持って使ってほしいし、、、
そんなプレゼント難民さんには、男のロマンいっぱいの鞄なんてどうでしょうか。
(もちろん女性の方や、カップルで一緒に使ってみてもいいです)
今回紹介するのは、2010年に50代で起業した鈴木幸生さんのお店「横濱帆布鞄」です。
みなとみらい感たっぷりの、万国橋の手前(馬車道側)にあります。
所有欲を掻き立てられる40種類の展開
横濱帆布鞄は、大きく3つに分けられます(プラスワンでおまけも)
- 歴史ある森野艦船帆布を使ったType-A
- タケヤリの帆布を使ったカラフルなType-B
- 栃木レザーの天然鞣し革と帆布を組み合わせた巧製品のAT、CTシリーズ
- ~番外編~
1.森野艦船帆布とは
森野帆布船具工業所は、1914年の大正3年に横浜で創業された技術工業所です。
旧帝国海軍艦艇専用品の製作を手がけた歴史があります。
こちらで製作される生地はオリジナルの帆布で、ビニロンという合成繊維だそうです。
なんと海上自衛隊の船舶の救命ボートのカバーや甲板上機器のカバーなどに使用されているほどの、高強度、高弾性、防水、防炎の特性を持っています。
日本の高度な技術を持つ、熟練の職人が手がけている最強の帆布。
その堅牢さゆえに鞄の縫製には適さないといわれてきましたが、熟練の職人が丁寧に丁寧に作り上げることにより横濱帆布鞄は実現しました。
ミリタリー感かつ、水にも強くて丈夫なんて安心感がすごいですね。
こちらのType-Aシリーズはアースカラーのラインナップなので、モノトーンコーデに追加するとおしゃれに見せてくれそうです。
2.タケヤリ帆布とは
明治21年に創業されたタケヤリは、全国の帆布生産シェア率が約70%もある岡山県倉敷市に工場があります。
1本の糸を何本かの糸でひねることにより、その本数で太さを変え厚みのある帆布に仕上げていきます。
通気性に優れていることから、船の帆や、学生鞄などに使用されてきました。
帆布の鞄というと、アースカラーが主流ですが、このType-Bはハイカラな色展開が売りです。
- 海をイメージしたダークネイビー
- 青空をイメージしたブルー
- 太陽をイメージしたオレンジ
カラフルな鞄を持って、みなとみらいを散歩したら映えそうですね。
いくつか鞄を揃えて、気分によってカラーを変えてもいいかも。
3.栃木レザーとは
昭和12年に創業された皮革製造のメーカーです(タンナー)
うさぎの毛皮製造からスタートして、靴の底革、ロウケツ用革、茶利革、ヌメ革と色々品目が変わってきていましたが、戦後はタンニン鞣しによる革作りを徹底しています。
20もの工程を経て、動物の皮から製品としての革へ丁寧に変化させていきます。
高い技術を持った熟練の職人さんの腕の見せ所です。
原皮の水洗いから始まり、脱灰→鞣し→水絞り→乾燥→アイロンとプロセスをふんでいくのです。
他社よりも手間暇かけて作業しているので、革本来の味わいを感じられることでしょう。
こちらの巧シリーズは帆布生地と革(栃木皮革の天然鞣し牛革)を組み合わせたものとなっています。
ぜひ滑らかな触り心地を、手にとって感じていただきたいです。
巧シリーズとあって、他のシリーズより少しお高いですが、機能性とデザインを考えると魅力的だと思います!
~番外編~
いかがでしたでしょうか。
1.2.3.どれもこだわりたっぷりの生地でできた鞄をご紹介してきましたが、
もっとデザインにオリジナル性を持たせたいよ!という方も満足できるサービスがあります。
その名も「横濱帆布鞄製品でオリジナルマーキングして鞄を作ろう」です。
独自のマークスタンプを作成してオリジナルのマーキング製品を作れるんです。
クラブやサークルの仲間同士、お祝いや記念品として作成してもいいし、自分自身のためでもOK。1個から作成できるそうです。
マークの大きさによって製作費がかかりますが、一度相談してみてはどうでしょうか。
※ご希望の製品在庫がない場合があります。
スタンダードに刻印されている045という謎の数字
鞄に刻印されている045という数字。ブランドタイプだとしても、意味が気になりますよね。
横浜に住んでいる人なら、045=横浜というイメージがあるかもしれませんが、外の人からすると不思議な数字に見えるかもしれません。
実は045という数字は、横浜市の市外局番なんです。
わかる人にはわかる番号って、暗号みたいでワクワクしませんか。
ちょっと横浜市民気分も味わえるかも?
鞄を持って出かけた先で、045の数字について語ってみても面白いかもしれませんね。
店主のもう1つのこだわり「芭和居庵」
鞄がレイアウトされた店内ですが、お店の一角に和を感じる畳のエリアがあります。
その名も「芭和居庵(はわいあん)」
なんと茶室なんです。
ここまで読んで下さった方は、鞄にかける情熱などから、店主である鈴木さんの奥深さに薄々気がついていると思いますが、鈴木さん、お茶も嗜んでおられます!
横浜を拠点にしている「壺月遠州流禅茶道」という武家茶道の宗家の方に師事されているとのこと。
その関係から、茶室を作ったんだとか。
鈴木さんが茶席において、モットーとしていることは”一座建立”
「みんなの心が通い合って、楽しい場になるようにおもてなしすること」という意味があります。
鈴木さんの人を楽しませようとする気持ちが伝わってきますね。
鞄と茶室という、一見接点がないように思えたものが繋がる瞬間でした。
普段は、ギャラリースペースとしても利用しているそうです。
最新型の横浜ブランドは、温故知新
街そのものが1つのブランドになっている横浜。
この街から羽ばたいたブランドを楽しんでみませんか。
無骨さとハイカラさがただよう、店主鈴木さんこだわりのお店にぜひ、足を運んでみてほしいです。
気になるけど遠いよ!という方や、まず商品を見たい方はオンライン販売もしていますので、公式サイトをチェックしてくださいね。
※前述のオリジナルマーキング鞄もお問い合わせフォームがありますので
公式サイトよりご相談お願いします。
《横濱帆布鞄》
■住所/横浜市中区海岸通4-24万国橋SOKO#104
■アクセス/みなとみらい線「馬車道駅」下車徒歩5分、横浜市営バス「本町四丁目」下車徒歩3分
■電話番号/045-323-9655
■営業時間/10:30~18:30
■定休日/水曜日
■URL/http://www.045usmc.com
※最新情報は店舗までお問い合わせください。