横浜中華街の食べ歩きの定番！ブタまんといえば「江戸清」

横浜中華街の通りにまでたなびく、大きなセイロから吹き出す湯気。セイロの中に見える、蒸したてホカホカの大きな中華まん。その香りに誘われて、思わず買ってしまった人も多いのが江戸清のブタまんです。
今回は、100年以上にわたって横浜の食を支えてきた老舗である江戸清の魅力と、食べ歩きなどの楽しみ方に迫ります。

横浜中華街食べ歩きブームの火付け役

横浜中華街の楽しみ方といえば、やっぱり「食べ歩き」ですよね。その火付け役になったといわれているのが江戸清なんです。

江戸清の名物といえば、1個250gもある大きな「江戸清のブタまん」（600円）。店頭のセイロで蒸しあがるホカホカのブタまんを求めて、店先にはいつも大勢の人だかりができています。土日の昼時ともなると、行列ができるほどの盛況ぶりです。

江戸清のホームページによると、ブタまんの特徴はその大きさのみならず、味にもかなりのこだわりをもって作られているようです。厳選した国産豚肉に加え、カニや海老、野菜もふんだんに使ったジューシーな餡。生地はほんのり甘く、塩味の餡とマッチするように作られています。

お店から道端にまでのぼる蒸気と、美味しそうな香りに引き寄せられて、ついつい江戸清のブタまんを買ってしまったという人も少なくないのではないでしょうか。お店の大きなセイロで蒸されたブタまんは、家では味わえない、食べ歩きならではのグルメです。

ブタまん以外のメニューも充実

江戸清の魅力は、ブタまんだけではありません。

中華まんは、豚角煮まん（600円）、エビチリまん（600円）、クルミ入り黒ゴマあんまん（600円）なども揃っています。季節のものを含めると15種類以上あるので、自分のお好みが見つかるはず！

また、横浜中華街では江戸清が最初に売り出したという大鶏排（ダージーパイ）は、鶏もも肉を花椒と唐辛子で風味付けし、衣をまぶして揚げたものです。後を引くおいしさで、食べ歩きにも最適です。

フカヒレ焼餅（シャオピン：6個1,000円）は、今や専門店が登場するほどの人気になったグルメです。江戸清のフカヒレ焼餅は、割ると出てくるトロトロの餡が魅力。まるでフカヒレスープのようで、食欲をそそられること間違いありません。

その他、金華ハムを使った金華シウマイ（10個2,000円）やロイヤル海老餃子（12個1,500円）といったお持ち帰り用メニューも取り揃えています。家族や大切な人へのお土産に買っていくと、喜んでもらえそうですね。

江戸清のお店は横浜中華街に3店舗

江戸清の蒸したてのブタまんは、横浜中華街に3店舗ある直営店で楽しむことができます。

多くの人で賑わう中華街大通りの中ほどにある「中華街本店」、朝暘門（東門）をくぐってすぐの場所にある「中華街大通り店」に加え、関帝廟という仏教寺院がある通りにある「中華街関帝廟通り店」もあります。

本店や大通り店があまりの行列だったら、穴場である関帝廟通り店にも足を運んでみるといいかもしれません。

いずれのお店も、赤い色の店構えが目を惹きます。行列ができていることも多いので、たくさんのお店がひしめく横浜中華街でも、すぐに見つけられそうです。

オンライン販売や工場直売でも楽しめる江戸清グルメ

江戸清の商品は、オンラインでも購入することができます。江戸清公式オンラインショップのほか、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングにも江戸清オンラインショップを開いているんです。

オンラインショップでは、直営店で販売されている商品の他、ギフトセットやお得な業務用商品、送料無料の「おうち時間応援セット」なども買えます。ギフトセットには、化粧箱に入った「紅白ブタまん5個入りセット」（4,000円：税込）といったものがあり、お祝いでの贈り物にぴったりです。

また、金沢区にある横浜本社工場では、月2回ほど工場直売を開いています。「工場直出し冷蔵ブタまん」は工場直売でしか買えない目玉商品ですので要チェック！電車で行く場合は、シーサイドライン並木中央駅もしくは幸浦駅が最寄り駅です。

その他にも、不定期で横浜市内のスーパー等で催事も行っているようです。今後の催事予定は、江戸清のホームページで確認してみてください。

創業1894年の老舗が重ねる歴史

江戸清の歴史は長く、1894（明治27）年に食肉業で創業し、長きにわたり食を通じて「よろこび」と「新しい価値」を提案しています。

大正時代には骨付きハムやベーコンを販売し、第二次世界大戦後には駐留するアメリカ軍への納入をするなど、日本の歴史とともに歩み、歴史を作ることにも貢献してきたのです。

また、学校への出張食育事業や職業体験、横浜中華街の環境美化活動や地元消防団活動も行うなど、地域貢献にも力を入れています。

毎年、夏休みの時期には親子で参加できる「中華まん手作り教室」も横浜中華街本店で開いています。無料で参加できる教室で、毎年定員を上回るたくさんの参加希望があるようです。子供たちにとっては、夏休みのいい思い出になりそうですね。

横浜中華街の定番中の定番、江戸清の肉まん。ぜひ一度味わってみてください！