新横浜ラーメン博物館に飛騨高山「やよいそば」が期間限定で出店!

(出典:新横浜ラーメン博物館公式ホームページ)

新横浜ラーメン博物館で、過去に出店した銘店がリレー方式で出店する「あの銘店をもう一度」プロジェクトが始まりました。

その一環で、2023年2月21日(火)〜3月13日(月)に、飛騨高山「やよいそば」が出店します。新横浜ラーメン博物館には1996年〜1997年に出店していた、知る人ぞ知る銘店「やよいそば」の魅力と歴史をひもときます。

あの感動をもう一度!

新横浜ラーメン博物館「あの銘店をもう一度」プロジェクトは、開業30周年を迎える2024年までの2年間をかけて、これまでに出店した40店舗が3週間のリレー方式でふたたび出店するものです。

かつて、新横浜ラーメン博物館で食べておいしかったあのラーメンも、食べそびれてしまったラーメンも、また食べられるチャンスです!

出店期間内は、館内の1階ギャラリーで、ラーメン店の理解を深められる特別展示も開催します。さまざまな銘店の歴史やおいしさの秘密が垣間見れる、ラーメン好きにはたまらないイベントなんです。

なお、新横浜ラーメン博物館は、JR横浜線新横浜駅より徒歩5分、横浜市営地下鉄新横浜駅より徒歩1分です。車で訪れる場合には、駐車場が利用できます。休日に家族や友人と訪れるのはもちろん、新横浜周辺の学校や職場に通っている方なら、帰り道に寄ることもできそうですね。

飛騨中華そばの銘店「やよいそば」、新横浜にふたたび現る

(出典:新横浜ラーメン博物館公式ホームページ)

2023年2月21日(火)〜3月13日(月)に出店する飛騨高山「やよいそば」がかつて出店していたのは、1996年10月5日〜1997年3月15日。20代前半までの皆さんにとっては、生まれる前の時期ですね。

「飛騨中華そば」は、知る人ぞ知るご当地ラーメン。新横浜ラーメン博物館への出店時には全国的に知られていなかったため、その珍しさに惹かれた多くの方々でお店は毎日にぎわったそうです。

飛騨高山では、「そば」というと「中華そば」のことをいい、いわゆる「蕎麦」は「日本蕎麦」「生蕎麦」と呼ぶそうです。年越しそばにも中華そばを好む地域で、店舗の数は蕎麦店より中華そば店の方が圧倒的に多いそう。その代表格のお店が、「やよいそば」なのです。

飛騨中華そばの一番の特徴は、スープとタレを一緒に煮込むこと。多くのラーメンは、丼にタレを入れてスープを注ぐ作り方をするので、珍しいですよね。寸胴の中でタレとスープが煮込まれていくので、午前中と夕方では味わいも異なります。そのため、ラーメン通の方々は、自分の好みの時間にお店を訪れて、ラーメンを楽しむそうです。

「やよいそば」の特徴

(出典:新横浜ラーメン博物館公式ホームページ)

「やよいそば」の麺は、飛騨高山のおいしい水で作った自家製の平打ち細ちぢれ麺。全国的に見てもかなり珍しい麺です。新横浜ラーメン博物館へも、本店から麺を取り寄せて提供されます。

スープも飛騨高山のおいしい水に加え、野菜もできる限り地元産のものを使い、寸胴にしょうゆを入れて直接味つけをするという、飛騨中華そばならではの作り方です。こうして、コクと旨味にあふれた、色濃いスープが完成します。

具材は、メンマにバラチャーシュー、そして欠かせないのが「飛騨一本太ねぎ」です。これは「やよいそば」がある岐阜県の伝統野菜であり、柔らかく粘りがあって、甘みも強いのが特徴とのこと。冬にしか味わえない食材のため、この時期の出店になったそうです。

昭和23年創業の老舗「やよいそば」

(出典:新横浜ラーメン博物館公式note)

「やよいそば」の創業は昭和23年。現存する飛騨中華そば店の中では2番目に古い老舗です。お店の近くにある「弥生橋」から名前を取って「やよいそば」という屋号にしたとのこと。地元に根付くお店なのですね。

写真は、昭和30年代のやよいそばの店構えです。看板には「中華そば・とんかつ」の文字が見えます。ラーメン専門店ではなく、その他の食事メニューも揃う食堂だったのでしょうか。

「やよいそば」がある岐阜県高山市は、日本のほぼ中央に位置し、歴史的建造物や伝統文化が多くあります。車で50分ほどの場所には、世界遺産となった白川郷もあり、観光スポットとして人気を集めている地域です。

首都圏から高山市へ行くには、直通の交通機関がなく乗り換えが要ります。また車でも4〜5時間かかるため、日帰りでの旅行は難しい地域です。

そんな地域にある「やよいそば」を横浜で食べられるチャンス、ぜひお見逃しなく!

【イベント情報】
あの銘店をもう一度
場所: 新横浜ラーメン博物館
開催日: 2022年7月1日(金)より約2年間(各店舗約3週間ずつ出店するリレー方式)
開催時間: 平日11:00~21:00、土日祝10:30~21:00(ラストオーダーは閉館時間の30分前)
休館日: 12月31日、1月1日
入場料: 新横浜ラーメン博物館への入場料が必要。大人380円、小・中・高校生100円、シニア(60歳以上)100円、小学生未満無料
TEL: 045-471-0503
公式サイト: https://www.raumen.co.jp/

この記事を書いた人

  ライター名  御代 貴子
プロフィール 横浜に何かと縁があるフリーライター。幼少期の夏休みは横浜の親戚の家で過ごし、大学生活も横浜で送る。現在も神奈川県在住。東北の港町で育ったせいか、海辺の街並みが好き。趣味は飲酒しながらの料理。

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